喉の症状
- HOME
- 喉の症状
のどは食べ物を飲み込む、呼吸をする、言葉を発するためにとても重要な器官です。
のどは口から入ってきた細菌やウイルスの侵入を防ぐ役割も担っているため、ダメージも受けやすいです。
次のような喉の症状が現れましたら、早めにご相談ください。
このような症状でお困りではありませんか?
- すぐに疲れる
- 喉の痛み
- 喉の違和感
- 喉の腫れ
- 喉の詰まり
- 食べ物が上手く飲み込めない
- 口内炎
- 扁桃腺の腫れ
- 咳
- 声のかすれ
- いびき
「こんなこと相談してもいいの?」と思わずにお気軽にご連絡ください
「魚の骨が刺さった」「口内炎」も当院までご相談ください
地域に根ざし、地域の皆様に信頼され、何でも気軽に相談していただける医院を目指す当院では、大小問わず、患者様の様々なお悩みにお応えしています。例えば、「魚の骨が喉に刺さった」ということでもかまいません。当日や翌日など、すぐにご連絡いただければ簡単な処置で骨を取り除くことが可能ですが、時間が経過すればするほど、取りにくくなりますので、お困りのことがあればすぐにご連絡ください。
また、耳鼻咽喉科では口内炎の治療も受けられます。「口内炎はお口の中の病気だから、歯科?」というイメージを持たれている方も多いと思いますが、実は口内炎は耳鼻咽喉科の専門領域です。当院で適切な治療が受けられますので、お気軽にご相談ください。
喉のよくある病気
口内炎
「口内炎」とは、頬の内側や舌、唇の内側、歯茎などの口の粘膜にできる炎症のことをいいます。代表的なものは「アフタ性口内炎」で、疲れた時や免疫力が下がるとできるといわれています。その他、刺激や傷でできる「カタル性口内炎」、ウイルスが原因といわれるウイルス性口内炎」などがあります。
■主な症状
アフタ性口内炎は、赤い縁取りの白い潰瘍ができ、食べ物がしみたり、痛みが現れたりします。カタル性口内炎は、粘膜が腫れて赤くなったり、水疱が出たりします。ウイルス性口内炎は、粘膜に小さな水疱がたくさんでき、ひどく痛みます。ただれたり、熱が出たりすることもあります。
■治療方法
口内炎の種類や症状に合わせて治療を行います。お薬では塗り薬、貼り薬などを使い、ウイルス性のものでは、抗ウイルス薬を使うこともあります。疲労や栄養不足も、免疫力が下がる原因の1つです。よく休んで、栄養バランスのよい食事を摂るようにしましょう。
扁桃炎
抵抗力が落ち、口蓋扁桃で炎症が起こる病気を「扁桃炎」といいます。急性扁桃炎を1年に3~4回以上繰り返す場合は、「慢性扁桃炎」と考えられます。
■主な症状
38~4℃の高熱、頭痛、寒気、全身のだるさ、関節の痛みなどの症状に加えて、激しく喉が痛みます。喉の奥の両側が真っ赤に腫れて、食べ物や飲み物を摂取するのがつらくなる場合が多いです。熱は2~3日から1週間ほど続く場合があります。
■治療方法
抗菌薬や炎症を抑える薬、熱を下げる薬などを使います。喉にひどい痛みがあって、食事が摂れない状況であれば、点滴を行うこともあります。扁桃炎を年に何度もくり返す慢性扁桃腺炎の場合は、扁桃を取る手術も考えられます。手術が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介させていただきます。
嚥下障害
食べ物や飲み物を飲み込むことを「嚥下(えんげ)」といいます。「嚥下障害」とは、舌や喉など飲み込むのに必要な部分に腫瘍や外傷があったり、病気や加齢により舌、喉の筋肉や神経の機能が低下して、飲み込みにくくなったりすることをいいます。
■主な症状
食べ物や飲み物が胃ではなく気管に入ってしまい、食事中にむせます。固い物や水分を避けようとして、栄養が足りなくなり、低体重や脱水を招く場合があります。食事後、がらがらとした声になることや、窒息や命に関わる「誤嚥性肺炎」を引き起こすこともあります。
■治療方法
嚥下機能の評価を正しく行い、可能な限り原因検索を行います。その結果や程度によっては、より専門的な機関に紹介することがありますが、軽度な方では、嚥下指導を行います。
声帯ポリープ
声を使い過ぎたり、風邪を引いたり、タバコを吸うことなどにより、声帯の毛細血管が充血し、少し出血すると「ポリープ」ができます。ポリープは声帯の左右どちらか一方にでき、初期の時点で声を出さないようにして安静にしていれば、自然に治ることもあります。
■主な症状
まずは声がかすれます。少し声が低くなり、痰がからんだりもします。喉や発声時に違和感が生じて、発声しても途中で止まってしまうこともあります。多くの場合、片方の声帯にできますが、両側に大きさの違うポリープができるケースもあります。
■治療方法
声を出すのを控えます。初期のポリープに対しては、声の安静と、ネブライザー(吸入器)、炎症を抑えるお薬を使用して治療します。ポリープが慢性化していてなかなか改善しない場合は、手術が必要となるケースもあります。手術が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介させていただきます。
喉頭がん
「喉頭」とは、喉ぼとけのところにあって、気管と咽頭を繋ぐ器官です。この部分に声帯もあります。「喉頭がん」は中高年の男性に多く見られ、タバコを多く吸う方や、アルコールをたくさん摂取する方などは、発症リスクが高いと考えられています。
■主な症状
1ヶ月以上声がかれることが続く、呼吸をする時に息苦しさがある、固いものを飲み込む時に痛みが出る、喉の同じ部位に異物感がある、血が混じった痰が出る、首にしこりがあるなど、これらの症状を感じた時には、お早めに検査を受けることをおすすめします。
■治療方法
初期の喉頭がんで転移がなければ、放射線治療を行うことが多いです。他にはレーザー手術、抗がん剤治療と放射線を組み合わせた治療などがあります。喉頭部分を手術で切除する場合もあり、全摘出すれば声を失いますが、食道発声法など声を出せるようになる方法もあります。
咽頭がんの疑いがある方は、すぐに適切な専門機関をご紹介させていただきます。
長引くせき
■感染後咳嗽
長引く咳には様々な原因があります。まず副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの鼻の病気で鼻汁がのどに落ちることを後鼻漏といいますがこの後鼻漏が耳鼻科領域ではよく見られます。その他頻度の高いものとしてアレルギーが関与するアトピー咳嗽、咳喘息、食道に胃酸が逆流する胃食道逆流症、百日咳、マイコプラズマ肺炎などの感染症があります。
またタバコなどが原因でおこる慢性閉塞性肺疾患、肺がん、結核、心臓の病気、ある種の薬に副作用、心因性など多くの病気を鑑別していかなくてはなりません。
それらの疾患を正確に鑑別するには沢山の検査が必要になってきますが、現実にはすべての検査を行うことは困難です。実際はまずは症状や経過を十分お聞きし、レントゲン、ファイバースコープなどの検査も参考にしながら疑った病気に対してまず治療を行う治療的診断をおこないながら確定診断していくこともあります。
その過程で他科での精査が必要と判断した場合は、適切な施設に紹介させていただきますので、ご安心して御相談ください。