甲状腺について
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甲状腺とは?
「甲状腺」とは、喉ぼとけの下あたりにある、蝶が羽を広げたような形をしている器官のことです。全身の発育を促進したり、新陳代謝を調節したりするのに必要なホルモン(甲状腺ホルモン)の分泌を担っています。
甲状腺でみられる病気のことを、「甲状腺疾患」といいます。甲状腺疾患は大きく「甲状腺機能異常(バセドウ病、橋本病など)」「甲状腺腫瘍」に分けられ、40歳以上の女性に多くみられます。男性もなる場合がありますが、圧倒的に女性の方が多いといえます。
甲状腺疾患で生じやすい症状
- すぐに疲れる
- 体がむくむ
- すぐに便秘になる
- 体が冷える
- 動悸がする
- すぐにイライラしてしまう
- 汗をよくかく
- 全身の倦怠感
- 食欲はあるのに、体重が減る
甲状腺疾患の種類
甲状腺機能異常
バセドウ病
甲状腺機能が亢進することで、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる病気です。原因ははっきりわかっていません。主な症状として、動悸、手の震え、発汗、疲れやすい、食欲があるのに体重が減るなどが挙げられます。
橋本病
甲状腺機能が低下することで、甲状腺ホルモンの分泌が減少する病気です。原因ははっきりわかっていません。主な症状として、体のむくみ、気力がわかない、冷え性、便秘、もの忘れなどが挙げられます。
甲状腺腫瘍
腫瘍
甲状腺にできる「しこり」のことです。ほとんどの場合、良性腫瘍ですが、稀に悪性のものもあります。良性腫瘍には、甲状腺の左右どちらかにできるもの(腺腫)や、大小様々なしこりが複数個できるもの(腺腫様甲状腺腫)などがあります。
甲状腺疾患の検査について
甲状腺エコー検査
甲状腺のエコー検査で、甲状腺の腫れの程度を調べたり、腫瘍(しこり)の大きさや性状を確認したりします。エコー検査はお体に負担はありませんので、安心して受けていただけます。
甲状腺疾患の治療
きちんと治療すれば治せる病気です
甲状腺疾患が見つかったからといって、悲観する必要はありません。甲状腺疾患は、ホルモン補充療法、またはホルモン抑制療法などにより、治せる可能性が高い病気です。腫瘍の場合も、肺がんなどと比べるとおとなしい部類のがんですので、悪性腫瘍と診断されても諦める必要はありません。